醤油のシロップ?!「みたらしろっぷ」についてPR担当の増田が語りつくします!

「みたらしろっぷ」って一体何なの??

2019年9月2日に新発売した「みたらしろっぷ」はその名の通り「みたらし味のシロップ」。醤油ではなく、醤油を使った甘~いシロップなのです。

「かけるだけでほっこり「和スイーツ」を楽しめる♪」をコンセプトに、甘いもの好きな女性社員を中心に開発!

本醸造濃口醤油に黒糖とりんご果汁を加えて後味をすっきりさせた「新しいみたらし味」は、パンやアイスなど「洋」のものにも合わせやすくなっています。

私は、抹茶味やきなこ味に次ぐ和スイーツの新しい味として「みたらし味」を定着させたい!と思っています。

構想から約2年…みたらしろっぷが出来るまで

いろいろ使える「味」を追求

社内外から,昔弊社で販売していた「アイスにかける醤油」「ヨーグルトにかける醤油」の復活を望む声もあり、甘いもの好きな女性社員がスイーツ用の甘い商品を作りたい!!

と動き出したのが約二年前(2016年の冬くらい)のこと。

以前のような「専用醤油」だと使用法が限られることから、「いろいろ使える味」を目指して試行錯誤を繰り返しました。

味のポイントは

  • 本醸造濃口醤油使用(醤油らしい味・香り・うま味が豊富)
  • 黒糖使用(優しい甘さで醤油との相性が抜群!)
  • りんご果汁(程よい酸味とさわやかな甘味で後味すっきり!)

程よい醤油感は残しつつ、「洋」のものにも合う味を模索する中で「りんご果汁」で後味をすっきりさせることを思いつき、バランスを整えるために度重なる調整と試食を繰り返した結果、2018年の冬ごろに「新しいみたらし味」が完成しました。

醤油ではなく「シロップ」にしよう!

味ができた段階では「スイーツ醤油(仮)」という名前でした。商品名を決めなければ!という段階で3つの問題が…

  1. 「醤油」だとどうしても料理用というイメージが強い。(前の商品の問題点だった)
  2. 「スイーツ醤油」は世の中に結構ある。(真似したみたいで嫌…)
  3. 味も使い方も以前とは違う!ということをはっきりさせたい。(新しいみたらし味!)

この3点を踏まえて悩みながら試食していた時に「みたらし味」の「シロップ」で「みたらしろっぷ」はどうだろう?!とひらめきました。

川中醤油は醤油屋なので「シロップ」を売り出すのは初めてですし「醤油のシロップ」って面白くないですか? もう、これ以上語呂がいいのが思い浮かびません!

と社内の男性社員の反対(『みたらし』と付くと団子のイメージが強すぎるよ)を押し切り「みたらしろっぷ」に決定したのです!

スイーツらしくかわいらしく

商品名が確定したら、今度はラベルデザイン!

ターゲットは「甘いもの好きな大人女子」を想定していたので「かわいい」は必須条件でした。

また、醤油屋らしく「和」のイメージは残したい。シロップらしさも見た目で分かるように!などデザイナーさんを困らせつつも一緒に考えました。

ラベルのポイント

  • スイーツらしいカラー(きれいなクリーム色でポップな感じに!)
  • シロップをかけるイメージのイラストで使い方をおすすめ!
  • みたらし色の箔押しでさりげなくシロップ感を演出!(ほんとは「ウイスキーブラウン色」という名前の箔)
  • ほっこりかわいい文字(「みたらしろっぷ」という文字は増田の手書き!)

一番こだわったのはロゴの文字。「和」な感じを残したいので、ひらがなにして、ほっこりした字体で!と何度も試行錯誤した結果、自分で書いてしまいました。

それほどまでに気合の入った商品なのです。

そもそもどうしてスイーツ系商品を川中醤油がつくるのか?

ズバリ「醤油の魅力を広めるため」

醤油は日本古来からある万能調味料。その深い味わいやうま味は食材の良さを引き立て、和洋中を問わず様々な料理との相性も抜群です。

醤油は「どんな料理でもおいしくしてくれる」と言っても過言ではありません。

そんな醤油のすばらしさをたくさんの人に知ってもらうのが明治から醤油を造り続けてきた川中醤油の使命なのです。

なので、直営店では「しょうゆソフトクリーム」のような醤油スイーツを販売したり、醤油の味比べができるようにしてお客様が醤油の魅力に触れられるようにしてきました。

今回の「みたらしろっぷ」ではご家庭でも手軽に使うことで楽しみながら醤油の魅力を感じてもらおう。という狙いがあります。

醤油離れをなんとかしなくては!!

近年、「食の洋食化」などのいろいろな世の中の変化によって醤油の使用量も年々減少してきています。(一人当たり消費量昭和47年は10.9ℓ→平成30年には6.0ℓまで減少)

その影響もうけて全国の醤油メーカーも減少傾向となっています。(全国的には現在約1200社。1950年代には6000社あったが年々減少)

川中醤油の地元広島でもピーク時には300社あった醤油屋が56社ほどになってしまうなど問題は深刻です。

特に働く若い世代の醤油離れは深刻で、仕事や子育てに忙しいためか、調理に時間も手間もかかる和食を作らない世帯が増えているようです。(私自身もよく考えたら手軽で美味しいパスタやパンをよく食べているなぁ…と思いました。)

醤油の魅力を広めるためには醤油を手軽に使ってもらうのがまずは第一歩!!ということで、朝食のパンやホットケーキにも使える「みたらしろっぷ」の登場です!

老若男女問わずみんなが大好きな「スイーツ」をおいしく楽しむことで、甘じょっぱいみたらし味が案外いろんなものに合うこと、さらには「醤油」がいろんなものをおいしくしてくれる万能調味料であることを感じていただければ幸いです。

最後に

長々と語りましたが、とにかく「おいしく食べて楽しんでください」というのが一番です。

いつものティータイムや朝食に甘じょっぱいみたらし味を加えてほんのり和スイーツ気分を楽しんだり、みたらし団子好きな方には使うだけで何でも「みたらし味」にできるシロップをどんどん使っていただければと思います。

皆様に楽しんでいただくために、公式インスタグラムではみたらしろっぷのアレンジレシピやいろんなものに使ってみておいしかったものを随時公開中!(増田がマイペースにやっているので毎日ではありませんが…)

他の商品のアレンジも投稿しているので、みたらしろっぷだけを見たい場合には「#みたらしろっぷ」で検索してみてください。

【みたらしろっぷ150ml】朝食やおやつに醤油のシロップ